HOME >> 製品情報(主要メーカーリンク) >> 箱型補聴器(BOXタイプ)


箱型補聴器は最も古くからあるタイプで、現在でも一定の数のユーザーがあります。
マイクとスピーカーの位置が離れているため、補聴器の中で最もハウリングが起きにくいタイプで、その分大きな音を出すことが出来ます。
扱いも簡単で、手元で操作できるため、高齢の高度難聴者に向いた補聴器と言えます。
パナソニックのオンワシリーズなどを別として、本体にマイクが内蔵されている場合が多く、そのため衣擦れ音など比較的雑音が多いタイプでもあります。
補聴器の中で一番安価なタイプになりますので、予備やテレビ用などに通常使っている補聴器とは別に持っている方も多くあります。2メートルコードなどに付け替えて、補聴器本体をテレビの前に置いて使うことで、テレビの聞き取りをよくする事が出来ます。
電池も普通電池の単三か単四を使っています。容量が多いことから電池寿命も長く(20日〜1ヵ月位)、維持費も安く済みます。
本体は頑丈で修理も簡単ですが、コードが断線しやすく、断音や不入音の原因のほとんどはコードによるものです。コードやイヤホンなどを交換することで永く使うことが出来ます。
話者が本体を持ち、口を近づけて話すことでS/N比が上がり、使用者も集中しやすいことでよく聞き取って頂くことが出来ますので、介護現場などで意思疎通をはかるのに便利です。
日本やヨーロッパでは一定の出荷量がありますが、北米では殆ど流通していません。
他のタイプの補聴器はデジタル化が進んでいますが、箱型の場合はアナログタイプのままの補聴器も多く残っており、メーカーからもここ何年かは新しい製品もほとんど発売されていません。