HOME >> 補聴器が初めての方

一般的に補聴器についての情報をたくさん持っている方というのは少ないでしょう。 自分や家族が難聴になって初めて補聴器について調べ始めるという方が多いのではないでしょうか。
「何十万円もする高価な補聴器を買ったが、ほとんど使っていない」とか「雑音ばかりで言葉がはっきりしない」とか 「ピーピー音がしてみんなにうるさいと言われる」など、悪い情報ほど一人歩きするものです。
補聴器で全ての方に100%の満足を与えることは不可能ですが、失敗しないために幾つかのポイントを覚えておいてください。

補聴器えらびのポイント
@大まかな予算を決めておく。(参考ページ)
A家族や友人に同伴してもらう。(初めはなるべく独りで行かない。)
B出来れば認定補聴器技能者のいるお店で相談する。
Cある程度の期間、実際に試聴してみる。(耳穴式オーダーメイドでも試聴が可能なメーカーもあります。)
D可能ならば耳鼻科の診察を受けることも。


 補聴器選びは補聴器店選びでもあります。
補聴器は管理医療機器に指定されていますが、保健所に届けを出せば比較的容易に扱うことが出来ます。 そのため補聴器を専門で扱っているお店以外にもメガネ店・宝石店・介護機器店や果ては農協など、たくさんの業者が参入してきています 。専門店のなかにも技能や知識に差がありますし、たとえ同じ会社で同じお店でも、対応する人の経験によっても違ってきます 。納得できる説明を受けられないときは、面倒でも仕切り直しをお勧めします。


◆通販補聴器及び集音器について◆
高齢化が言われて久しい中、補聴器やそれに類似した集音器などを扱うお店がずいぶん多くなりました。 テレビ・ラジオの通信販売やネット通販などでも購入できるものもあります。
ただ、通信販売の場合は個人の聴力や耳の状態がわからないまま購入することになりますので、 聞こえが悪いどころか大きさが合わずに耳に入れることも出来ない場合もあります。数千円〜1万円程度の安価であるため、 諦めてそのままにしている方も、ある程度いらっしゃると思います。
以前、お客様に通信販売で購入された耳穴式の集音器を見せて頂いたことがありますが、 特性を図ってみるとハウリングをしにくくするために利得(GAIN)は低く、500Hzあたりにピークがあり、 最も会話に必要な1000Hzから上の周波数はほとんど増幅されていませんでした。